ちょっぴりお腹がすいたときに食べる「サツマイモ」。甘くて美味しいですよね。最近では、しっとり系やねっとり系など多種多様な品種がお店に並ぶようになりました。今回、探検隊が注目したのは、日本一甘い「サツマイモ」と言われる「べにはるか」です。

画像

 

全国でも指折りの農業・畜産王国「都城」

 

今回九州探検隊が訪れたのは、宮崎県都城市。
宮崎県の南西に位置する都城市は
県内第2の人口を擁する主要都市です。

 

平成30年度の市町村別 農業産出額はなんと、全国第2位。
全国でも指折りの農業と畜産がさかんな地域。

温暖な気候に恵まれ、食糧供給基地として南九州の中核をなしています。

 

この都城市で誕生したのが、
日本一の糖度を誇るサツマイモ「べにはるか」。

最近、お店でもよく見かける人気の品種。
九州探検隊は、この秘密を探るため都城市を訪れました。

 

画像

 

新しい品種が生まれる「ふるさと」

 

べにはるかのふるさとは、
「農研機構 九州沖縄農業研究センター」。

 

1960年に農林省九州農業試験場畑作部として設置。
さつまいもやとうもろこしの育種、畑作の機械と栽培の研究、
畑作物の生理・遺伝研究および畑の土壌管理の研究を行っています。

この施設で、品種改良を行って生まれたのが
「べにはるか」です。

 

味のよい「はるこがね」とカタチがよい「九州121号」
を交配させ誕生した「べにはるか」は、
味もカタチもよい最高品種。

開発にかかった期間はなんと10年。

 

画像

 

品種開発の立役者のひとりである
農研機構 九州沖縄農業研究センター 甲斐由美さんのお話を聞くことができました。

 

Q.べにはるかを開発するにあたって、もっとも苦労したところは?

 

甲斐さん「これまでのホクホクしたさつまいもではなく、しっとりねっとりした食感に対して、
各県の試験場の方々に良さを分かっていただく、というところに苦労しました。」

 

Q.べにはるかを開発するにあたって、もっとも重要と考えていたのは、どんなところですか?

 

甲斐さん「掘ってすぐでも十分に甘いさつまいもです。
また、食べても美味しいだけでなく、カタチの美しいもの、
また農家の方々が作りやすいものを目指していました。」

 

Q.べにはるかはどんな加工食品に向いていますか?

 

甲斐さん「貯蔵して柔らかく甘くしたものを「焼き芋」にするのが一番。
冷やして食べても美味しいです。「干し芋」にも向いていますし、味にくせがないので、
和菓子や洋菓子もあいます。」

 

Q.これからの目標や展望は?

 

甲斐さん
「日本全国の農家の方々に作っていただけるといいなと思います。
また、輸出も伸びていますので、世界中の皆様に
べにはるかを食べていただける日も近いのかなと思います。」

 

画像

 

「べにはるか」収穫体験!

 

さていよいよ探検隊は「べにはるか」とご対面。

サツマイモの収穫を体験させていただきました。
大きくて立派なサツマイモがたくさん!

収穫したてのさつまいもの茎からは蜜が溢れ出ています。
さすが「べにはるか」ですね。

画像

 

元気な子供たちと

 

探検隊は、小学校と幼稚園を訪れ、一緒に芋ほり体験も行いました。 元気いっぱいの都城の子供たちに負けないよう、収穫を体験させていただきました。

 

画像

 

収穫したあとは・・・「熟成」

 

次に伺ったのは、
都城市で農産物の生産・加工・集荷
販売業務などを行っている「ベジエイト」さんです。

 

ここでは畑で収穫されたべにはるかが集められ
サイズ別に選別されます。

その後、熟成の期間を経て、洗浄、乾燥が行われ出荷。
全国の市場へ届けられます。

 

この工程のなかで
べにはるかの圧倒的な甘さのカギを握るのが
「熟成」の工程なのです。

 

画像

 

さつまいもは貯蔵することによって甘さが増すという特徴があります。
期間は最低でも40日間。

甘くて美味しいべにはるかにはこの熟成が欠かせない工程なんです。

 

画像

 

「べにはるか」その美味しさの秘密は

 

やっと甘くて美味しいべにはるかの秘密がわかってきました。
それは、都城の土地そして熟成が大切なカギを握っていたんです。

 

(1)土壌

霧島山系の麓だから、ミネラル豊富な土壌。
水はけが良くサツマイモの育成には最適。

 

(2)太陽

宮崎県の年間の平均気温は約17℃。
日照時間 全国3位とトップクラス。

 

(3)熟成

さつまいもは貯蔵することで、さらに甘く!
熟成に必要な期間は40日以上。

 

 

「べにはるか」を使った商品

 

 

画像

 

(1)ベジエイト(株)やきいも
やきいも「べにはるか」(1個)…税込216円

 

(2)早川しょうゆみそ
べにはるか 干し芋(1個)…税込411円

 

(3)浅井万十店
芋もちねったぼ(3個入り)…税込580円

 

(4)郷田菓子店【催事限定特別品】
ちいばぁのすいーとぽてとぱい(1ホール)…税込1,980円

 

(5)柳田酒造
山田錦千本桜 熟成べにはるか(720ml/1800ml)…税込1,452円/2,903円

 

画像

 

柳田酒造会社は、明治35年創業の老舗。現在は5代目の柳田正氏。
古いお屋敷が軒を連ねるなか、柳田酒造の蔵はあります。

すぐそばには都城島津邸のお屋敷も。柳田家は、江戸時代まで菜種油を作っていたといわれています。

 

べにはるかの将来には、ますます期待が高まりますね。

都城市で、九州探検隊はあらためて感じました。

 

「九州には、本当に素晴らしいものがたくさんある。
もっと深く深く掘り下げていこう!」

 

そんな使命感を新たに、頑張り続けていきたいと思います。