◆「万博に行くぞ!九州」体験・展示コーナー
大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」。
九州には、それを実現するために、自らが主体となって行動を起こしている、
または行動を起こそうとしている九州の事業者・生産者が多くいらっしゃいます。
各事業社・生産者さんの取り組みや、未来に向けてチャレンジしている内容をお伝えします✨
---3月29日(金)---
---3月30日(土)---
◆3/29(金)
『Reprise.LLC』/ 合同会社リプライズ(鹿児島県霧島市)
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Repriseは企画プランニングとデザインを行う制作会社です。
15年の実績を持つ広告デザインを主な事業としながら、社会的課題の中でも、
特に廃プラスチックに対する向き合い方の模索と実践を、
新規事業として取り組んでいます。
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プラスチックは土に還らない。それは自然にとって大きな問題です。
ただ、一度自然を切り離してその特徴を捉えると
実に循環に適した材料であることが分かります。
私たちは廃棄(=焼却)してしまうプラスチックの循環経路を見つめ直し、
適切に再利用することで、
プラスチックとの今後の向き合い方を提案する製品の製造販売を行っております。
『久留米絣協同組合』(福岡県久留米市)
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日本を代表する織物、久留米絣。
我々、久留米絣協同組合は200年以上にわたり培われた、
大切な伝統を守るとともに、品質のさらなる向上と、
業界の発展を目指して活動しています。
また、お客様に安心して久留米絣をお使い頂けるよう審査基準を設け、
認定条件に合格した商品には合格証を添付しております。
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久留米絣ならではの価値を磨くために、
久留米絣産地は「ネイティブテキスタイル」というビジョンを掲げ、
広域で未来に向けて歩み出します。
江戸時代に始まり200有余年続いてきた歴史と技術を、現代生活に合わせて更新し、
未来の担い手に渡すべく六つの行動指針を元に中長期計画で活動していきます。
『 NPO法人唐津Farm&Food×唐津南高校』/ NPO法人 唐津FARM&FOOD(佐賀県唐津市)
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Think globally, Act locally "地球規模で考え、地域で行動する"
唐津FARM&FOODは佐賀県唐津市で環境保全に取り組むNPO法人です。
地方都市である佐賀県唐津市を中心にSDGsを推進する環境教育ワークショップを開催し、
教育、国際交流、産業との連携、観光等地域を活性化し、地方創生に貢献します。
世界各国のアーティスト、学生から高齢者まで幅広く構成されたボランティアをもと
人と人のつながりをつくり、豊かな文化的環境を創造していきます。
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Precious Plasticの活動でグローバルな視点で世界を取り巻く
廃棄プラスチック問題解決に取り組むことで、
唐津で「プラスチックが循環し続ける社会」の実現を目指していきます。
『有限会社尾塚水産』(鹿児島県阿久根市)
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“ウニ取り名人の海女をはじめ、女性が中心に営むうに屋です”
昭和27年の創業以来、鹿児島県阿久根市でウニを扱う水産加工業を営んでまいりました。
現在は、女性を中心としたうに屋として、味と品質にこだわり、製品を手作りしております。
おかげさまで、第38回水産物品評会における農林水産大臣賞や、
ウニ殻等の活用研究で九州経済産業局の中小企業地域資源活用プログラムに選ばれるなど、
多方面でご評価をいただいております。
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“ウニの廃棄物を資源化で、環境問題の解決への突破口へ”
『BIOTEX』/ ㈱バイオテックス(佐賀県佐賀市)
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地中熱利用や土木工事分野で活躍する株式会社バイオテックス。
最新の技術とノウハウを生かし、皆様に安心安全な暮らしの環境を提供しています。
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取組みを進める中で農業や陶磁器産業だけでなく、
より多くの地域資源を活用したサステナブルな社会の実現を目指します。
『カネムマンソーセージ』(熊本県八代市)
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“手仕事で引き出す味、香り”
「九州から食を発信」をコンセプトに、
こだわり養豚家から仕入れた肉を手間暇かけて加工。
中でも、2週間かけてじっくり塩漬けすることで旨みを引き出したベーコンやハムは、
ワインとも相性抜群。
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日本の食は多様化し、海外の食材も簡単に手に入り、
飲食店に行けば世界中の料理を食べることができます。
しかし日本の国土の7割は山地だというのにその食材の利用は少ないというのが現状です。
ジビエという食材の[日常化]は難しいが[通常化]は可能だと思います。
「いのち輝く未来 ⇦ 食べる ⇨ 自然環境回復」
ちょっと昔には日常生活の中に当たり前に組み込まれていたシステム。
食べることで少しづつ変わる未来を創造していきたいと思っています。
『ナカヤマノウジョウ』(熊本県八代市)
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イグサ、畳は日本の伝統文化です。イグサ栽培は熊本八代市が産地で、
全国の国産畳表の98%を生産しています。
ですが、イグサ農家は、後継者問題などもあり、毎年減少していてなくなりつつあります。
現在では畳で生活したことがない世代も増えてきており「イグサ=植物」ということも
知らない人達もいます 1300年も続く日本の伝統文化ですが、まだまだ知られていないのが現実。
イグサをもっと知ってほしい!そんな想いを込めて!
今まで破棄していた畳表として織れなかった短いイグサを何かに使えないかと考え、
イグサの効能を活用して、細かく裁断し「天然素材イグサの消臭パック」を製作しました。
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イグサ栽培は、先人達が築き上げてきた日本の伝統技術。
次の世代、またその先の未来に残し、繋ぐため本気で立ち向かっています。
『地熱珈琲』(熊本県小国)
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地熱珈琲は、熊本県阿蘇郡小国町わいた温泉郷で、
地熱乾燥小屋を改装した小さな焙煎所。
地熱蒸気を使って、生豆の汚れを洗い落とす50℃洗いと、
地熱蒸気で蒸してから焙煎を行う世界でも珍しい珈琲です。
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SDGs未来都市に認定された熊本県阿蘇郡小国町にあるわいた温泉郷は、
豊富な温泉蒸気を活かした地域づくりに取り組んでいます。
温泉旅館運営は元より、地元住民で地熱発電会社を運営したり、
木材や食品の乾燥に地熱蒸気を活用するなどして、産品の更なる価値化に努めています。
地熱珈琲は、地熱蒸気を使った生豆の50℃洗いと、
地熱蒸気で蒸してから焙煎するちょっと変わった珈琲焙煎所です。
このように、地熱蒸気の新たな活用法を見出すことと、少子高齢化・過疎化が進む当町で、
関係人口・交流人口を増やすため、様々な人たちが集う交流拠点づくりを通して、
地域経済活性化へ寄与したいと考えています。
『アポロ興産株式会社』 (長崎県島原市)
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”未知と困難に対する挑戦こそ我々の生きがいである”
アポロ興産株式会社は3つのサービスで地域社会に貢献する会社です。
社員が家族のような一体感を持ち、誠実な行動により
地域の人々から支持される会社を目指します。
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日本政府は2030年までに197万tのバイオマスプラスチックの使用を宣言しております。
しかし、現状バイオマスプラスチックの使用は10万t程で遠く及びません。
そこでプラスチックを大量に使用している自治体のごみ袋をバイオマスに切り替える事で、
プラスチックの削減に大いに貢献致します。
『高槻電器工業株式会社』(鹿児島県南さつま市)
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私たちは、電子部品を作っている「高槻電器工業株式会社」の
社員で構成された農業グループです。
なぜそんな会社が農業を?
それは、リーマン・ショック(2008年)に遡ります。
当時の経済不況によりわたしたちは大きな痛手を負いました。
「電子部品の他にも仕事を作らなければ」
その意思のもと、自社製品「LEDライト」でトマトを育てる取組みがスタートしました。
2020年。私たち農業グループは設立12年目。
数えきれないほどの失敗を繰り返した末に、納得のいく最高のトマト、
薩摩甘照(さつまあまてらす)を作りだすことに成功しました。
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『コロニーエンタープライズ』/ 社会福祉法人コロニーエンタープライズ(長崎県諫早市)
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社会福祉法人コロニーエンタープライズは、昭和53年にスタートし
「普通の場所で、普通の暮らしを」を目指し、
障がいのある方たちが地域の中で安心して暮らす事ができる様支援に取り組んできました。
その取り組みの中で一般企業への就職にも力を入れてましたが、
どうしても一般就労は難しい利用者の方もいらっしゃいました。
それならば「彼らが働ける就労の場を作ろう」というプロジェクトが立ち上がり
昭和63年に「コロニーエンタープライズ」が開設しました。
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働く障がい者を支援します。そして伝統ある「島原手延べそうめん」の技法を継承し
安心安全で高品質な麺づくりを行い世界中に日本の「そうめん」を広めていきたいと考えています。
またこの活動により我々のミッションである「生きる誇りへの挑戦」へ挑んでいきます。
『かごしま農業女子PJ』(鹿児島県)
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私たちは以下のような活動を行っております。
(1)教育機関等の連携による未来の農業者の育成
(2)女性農業者の経営力強化のための活動
(3)異業種等との連携による農業の魅力発信
(4)女性農業者の活躍に関する情報発信
(5)個別・集団プロジェクトに必要な連携活動
(6)その他、目的を達成するための活動
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鹿児島の農業は私たちが守ります。
1.私たちは安全安心な食べ物を多くの人に届けることを喜びとしています。
2.私たちは農業の未来を作るべくチャレンジと努力を惜しみません。
3.私たちは農業という仕事の魅力を広く社会に発信していきます。
『都城メンチ』(宮崎県都城市)
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日本一お肉で有名な街には、知られざる“味力”があります。
それは、お手頃な値段と素朴な味わいで、
人々に愛されてきた料理「メンチカツ」です。
日本一お肉を育てている都城にはどんなメンチカツがあるのだろう?
そして、日本一お肉に詳しい都城が本気をだしたら、
どんなメンチカツが生まれるのだろう?そんな素朴な興味に、
街全体で立ち上がったのが「都城メンチ」プロジェクトなのです。
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「都城メンチ」で、日本を明るく元気にします!
◆3/30(土)
『鴛海織物工場』/ 株式会社鴛海織物工場(福岡県福岡市)
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鴛海織物は、祖父の代の1928年(昭和3年)に創業した博多織メーカーで、
着物に締める帯を主体に製造し、問屋に卸していました。
その帯地をもっと違う使い方、1つの良質な絹の素材として、
「ファッションとして身に着けたり、持ってもらえるものができないか?」という発想から、
2000年に[HAKATA JAPAN]というブランドがスタートしました。
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博多織の持つ従来の美意識と高い織技術を、
現代のライフスタイルに合わせたデザインに進化させ提案することで、
伝統や技術を未来に繋げていきます。
『小倉縞縞』(福岡県北九州市)
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小倉織の伝統を継承し、世界に通じるテキスタイルへ。
江戸時代に生まれた小倉織は、400年以上の歴史を持つ織物です。
一度途絶えた小倉織を復元・再生し、
新しい時代の小倉織を手掛ける株式会社 小倉縞縞がめざすのは、世界に通じるテキスタイルです。
弊社の前身となる「有限会社 小倉クリエーション」を設立したのは、1996年のこと。
その後も伝統ある小倉織の特長を継承し、
現代人の感性に響くモダンなテキスタイルとして進化させてまいりました。
私たちはこれからも常に革新的なデザインを創出し、北九州や日本の伝統産業の代表として、
小倉織の魅力を広く世界へ発信してまいります。
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「THE CIRCLE」と掲げ、小倉織の伝統技術を用いて、
限りある資源を循環させる仕組みをつくります。
学校教育・市民を巻き込んでのプロギング開催・再生糸を使ったテキスタイル開発など、
1つ1つの取り組みが大きな輪となり、未来へとつなげてまいります。
『GOZA & IGUSALONe』/ 九州物産株式会社
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2015年GOZA.ブランド設立。
私たちは、『今しかない・ここしかない・これしかない』をテーマに、
お客様の生活環境が便利で豊かになるようなイ草商品を作っています。
純国産にこだわり、誰もやらないことに着手し、新しい柄や色も大事にしつつ、
一般ユーザーのニーズや時代の流れに合わせていくことを心がけています。
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SDGsに焦点を当てた い草を活用した活動は、
地域社会の持続可能な発展や環境への配慮、
社会的な課題への取り組みを推進する一環となります。
活動の計画や実施の際には、関連するSDGsを意識しながら、
より広範で効果的な取り組みを実行します。
『黒川温泉旅館協同組合』(熊本県南小国)
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小国杉や檜の間伐材から作られた「入湯手形」は、
黒川温泉にある26ヶ所の露天風呂のなかから好きな3ヶ所を選んで入浴できる利用券です。
黒川温泉ではこの仕組みでお客様に温泉巡りを楽しんでいただいています。
もともと16軒のうち露天風呂が作れない2軒の宿に泊まったお客様にも
露天風呂を楽しんでいただくことから始まった仕組みです。
「一軒で儲かるのではなく、地域全体で黒川温泉郷を盛り上げたい」との思いから誕生しました。
35年間でおよそ300万枚ほどが利用され、約20万㎡分の間伐材が使われています。
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地域の林業関係者や、制作を担っていただいている地元老人会との共創はもちろん、
この仕組みが筑後川の原流域である周辺地域の環境管理や、
温泉や森林環境の保全につながるリジェネラティブなかたちに発展させたいと考えています。
『Yaku Plant』(鹿児島県屋久島)
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YAKU PLANTでは屋久島の南の地域と、北の永田の農園にて栽培しており、
手間ひまかけて大切に育てています。 また、各果樹園では天然水の水源地を有し、
屋久島の大自然の恵みをたくさん頂きながら栽培しております。
真夏には南国の香り豊かな甘酸っぱい「パッションフルーツ」
冬には毎日食べたくなるようなおいしい「ぽんかん、タンカン」
その他にも、お米や島らっきょうなどがございます。
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島や集落が元気になり、屋久島で暮らしたい人が豊かに暮らしていけるための
コミュニティ作りにつなげていきたいと考えています。
『Yaku Naturi』(鹿児島県屋久島)
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Yaku Plantで栽培された果物や、
屋久島の自然の中に自生する植物を使って草木染めをしています。
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島や集落が元気になり、屋久島で暮らしたい人が豊かに暮らしていけるための
コミュニティ作りにつなげていきたいと考えています。
『芳野フルーツ』(熊本県)
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「フルーツで人々を笑顔に」
九州・熊本を中心とした旬のフルーツセレクトショップ。
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“農業を通じて日本の地域産業の活性化と持続化の継続”
青果を通じて新しい品種の開発や地域の活性化を目的として、
さらに若手生産者の育成と事業承継を広げていき日本の未来の農業を活性化し、
生産者の生産物の加工と販売を広めていきます。
『IKILUCA&JIRO』/ IKILUCA(福岡県久留米市)
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「旅は、まとう衣でずっと楽しくなる-for your 100 year journey-」をコンセプトに、
下川織物(福岡県八女市)でつくられている久留米絣を使用して製品化しています。
旅は時として、長い移動、未知な環境、荷物の制限などを伴います。
そんなときも機能面や使用感で寄り添ってくれることはもちろん、
どこまでも一緒にわくわくと旅してくれる相棒の旅衣があったならという想いから誕生しました。
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“旅する絣(かすり)”と JAPAN BLUE で久留米から世界へ!
過去からいまを経て拓けていく明日(未来)が、
少しでもいまよりわくわくするものであるように、
そのわくわくが温かい血液のように豊かに巡るエコシステムが根付いていく地であるように、
IKI LUCAは活動していきます。
『SWF』/ SWF株式会社(ステートオブジアート) (福岡県久留米市)
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“新たな栄養化メリットを提供。食資源、海藻の可能性を世界へ”
当社事業を推進し、海藻をすべての人類が利用できる新たな形へと変換することで、
海藻の持つ多大な可能性を世界へと広め、食品・美容・健康関連市場のみならず食糧危機といった
社会問題改善の一助へとつなげ、さらなる海藻の可能性を発見・追及したいと考えております。
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世界的に見ると未利用資源である海藻の利用度を高めることで、
海浜海洋環境に大きく関わる海藻の持続可能性を維持し高めていきます。
日本が得意とする発酵技術を駆使して、海藻の可能性や利用性を高めていきます。
『ローカルフードサイクリング株式会社』(福岡県福岡市)
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“生ごみを野菜に変えるコミュニティづくり”
生ごみは野菜が大きくなる栄養をたっぷりと含んでいます。
捨てるなんてもったいない。日々の生ごみはコンポストに入れてまぜるだけ。
コンポストクルーが回収し、栄養満点の堆肥で育った野菜がマルシェで買える。
おいしい野菜が食卓へ届く。
そんなたのしい循環が起こるコミュニティをつくる活動が
「ローカルフードサイクリング(LFC)」です。
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『高田酒造場』(熊本県球磨郡)
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【合資会社高田酒造場】は日本三大急流の一つ、球磨川の近くにある小さな蔵元です。
焼酎は全て手造りで、昔ながらの石蔵の麹室、カメ仕込みを受け継ぎ、こだわりの少量生産を守っています。
私たちの焼酎造りの基本は『できるだけ自然のままに』です。
仕込み水は良質な地下水のほか、海抜1,000mの山奥に湧く岩清水を使っています。
また、仕込み蔵に入る山からの風、カメを微妙に冷やす地下水、
周りの自然環境もここだけの焼酎を演出しています。
原料の米にもこだわり、アイガモ農法の無農薬米や自家栽培の山田錦(酒米)を使用。
さらに、酒類業界で話題の野生の花酵母を採用した球磨焼酎が、
次々とここ【高田酒造場】から生まれています。
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