“こと”に出会う

令和8年熊本地震 被災工房支援展―災害を超えて、残される手仕事―

復興支援 #熊本
会期:2026年10月7日(水)~11(日)
時間:午前11時~午後5時 ※最終日は午後4時まで
場所:エルガーラ・パサージュ広場

令和8年7月28日に熊本県で発生した「令和8年熊本地震」において被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

度重なる地震により、

甚大な被害を受けた熊本県。
なかでも八代市・宇城市・宇土市における被害は大きく、その地で静かに、確かな技を磨き続けてきた工芸家たちもまた例外ではありません。

 

過酷な状況のなか、

作り手たちのもとに残された工芸品をお預かりし、

ご紹介できることとなりました。


並ぶ一つひとつの品には、

長い時間をかけて受け継がれてきた

熟練の技術と、土地の風土に根ざした誇り、

そして作り手が大切に守り抜いてきた

手仕事の温もりが宿っています。


商品との出会いをきっかけに、

作品そのものの魅力はもちろん、

作り手の背景や、それが生まれた土地の文化

にまで思いを馳せていただけましたら幸いです。

 


 

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い草縄工房・井上産業

八代地方では、古くからい草の栽培が盛んで、畳表など暮らしに身近な素材として地域の産業を支えてきました。その八代産い草を縄にする井上産業。

い草をより合わせて作る細縄は、細くしなやかでありながら強度があり、草履やわらじ、のれん、敷物など、さまざまな暮らしの道具に使われています。独自に開発した縄練り機も、細縄づくりを支える技術のひとつです。

 

 

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清香園

素材の選別や加工など、手間をかけ、一つひとつ丁寧に仕上げる手仕事。い草の持つ素朴な風合いや香りを生かし、使う人の暮らしに寄り添う品を生み出します。

ランチョンマットやティーマット、寝ござなどの暮らしの道具を作ります。

 

 

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蒼土窯

自然の草花を粘土に押し当て、その姿を器に写し取る蒼土窯。
独自の技法「草木捺彩陶」は、草花の繊細な姿をそのまま残し、一つひとつの作品に生命を宿します。

昭和56年の創業以来、網田焼の復元にも取り組みながら、器から壁面作品まで幅広く制作。2012年には熊本県伝統工芸品に指定されました。

 

 

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高田焼伝七窯

八代で約400年にわたり受け継がれてきた高田焼(八代焼)。

高田焼の特徴のひとつが、象嵌の技法。生乾きの素地に文様を刻み、そこへ白土を埋め込み、余分な部分を削り落とします。その上に釉薬をかけて焼くことで、上品な翠青色の表情が生まれます。

 

 

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藤本鬼瓦製作所

熊本県宇城市小川地区では、良質な瓦粘土が産出し、その粘土を利用した瓦づくりの技術が受け継がれてきました。三代にわたり瓦づくりを続ける「藤本鬼瓦製作所」。

藤本鬼瓦製作所では、こうした鬼瓦づくりの技術を受け継ぎ、寺社仏閣の鬼瓦や特殊装飾瓦の制作、文化財などの瓦の復元にも取り組んでいます。熊本城天守閣の鯱瓦の制作・復元も、その代表的な仕事のひとつです。

 

⚫︎不屈の鯱(しゃちほこ)

藤本鬼瓦製作所の窯の中で被災した鯱です。多くは落下して傷を負いましたが、傷跡に熊本城の石垣模様が描き直され、ここに届きました。
鬼師 藤本修悟氏の不屈の精神を背に乗せて。

 

 

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肥後瑠璃工房

宇城市松橋町で、吹きガラスの作品を生み出す肥後瑠璃工房。

鮮やかな青や緑をはじめとする色彩と、なめらかな手触りが魅力の作品たち。器や花器、ペンダント、照明など、暮らしの中で楽しめるものを作成しています。
一つひとつ異なる表情を持つガラスには、手仕事ならではのぬくもりがあります。

 

 

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木工房ひのかわ

八代郡氷川町で1942年の創業以来、親子三代で家具づくりを続けています。
大切にしているのは、丈夫で使い勝手がよく、しかも美しい家具。使う人の暮らしに寄り添うため、無垢材の持つ美しさを生かしながら、一つひとつ丁寧につくられる家具。
オーダー家具だけではなく、古い家具の修理やリメイクにも取り組み、思い出とともに、ものを次へつなぎます。

 


 

甚大な被害を受けたそれぞれの工房の皆様は、大変な状況のなか復興にむけて、少しずつ前に進んでいらっしゃいます。

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自然の恵みを材料にし、人間の知恵と技によって生み出される工芸品は、使い終わればまた自然へと還る、本来とても健全で持続可能なものづくりです。困難に直面した手仕事の灯火が、私たち使い手のささやかな支えによって未来へと繋がっていく―

その架け橋となることができればと願っております。


結びに私たちのお願いに温かく応え、大切な商品をお預けくださった作り手の皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

令和8年熊本地震 被災工房支援展 

―災害を超えて、残される手仕事―

会期:2026年10月7日(水)~11(日)
時間:午前11時~午後5時 ※最終日は午後4時まで
場所:エルガーラ・パサージュ広場

 

 

 

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